先生、スキでいてもいいですか?
家に帰ると、
布団に潜り込んで考えた。
私、先生のこと、先生としてスキ
憧れとか、尊敬とか…そんな簡単に表せない複雑な感情。
でも、スキ。
生徒に本気でぶつかる姿、かっこいいと思う。
生徒に、なんでも言えるところいいと思う。
「 おい!まてぃ。」
そんな声がこだまする。
先生は悪いところをみつけると、そう低い声でいう。
迫力を増して、すごい怖いよ…
その声を聞くと、みんながビクビクして先生たちでも一瞬で静かになる。
いろんなチョークを持って、綺麗な字に黒板で書き込んでいく姿を思い出だす、
その字、男なのに綺麗すぎ…
黒板の溝によしかかり、しゃべっている生徒に注意する。
「 そこ、しゃべんな 」
いつも通りの上から目線。
一瞬にして黙り込み、ノートを書く生徒。
やっぱり思う、この人は
”授業のカリスマ”だって…
その姿に憧れてますよ。