嘘つきな2人
でも、、、


「終電前に、仕事を片付ける。もし、間に合わない時は、、、」

「間に合わなかったら?」

「泊めてね?麻貴ちゃん」


そう言い、あたしはニッ。と笑って見せた。


「もう。橘と、被らないようにしなさいよ」


それは仕事次第でしょ?


まぁ、麻貴の邪魔をする気はないけど。


麻貴は、ダルい。と一言溢し、仕事の準備を始めた。


そして電車の時間に合わせて部屋を出て、会社へと向った。


「じゃ、お互いに頑張ろうね」


そう、お互いに励まし、自分の部署に向う。


とりあえず、何も知らないフリをして、秘書課の中へと足を踏み入れる。


「おはようございます」


軽く、ペコッ。とお辞儀をし、自分の席に着く。

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