嘘つきな2人
麻貴は、小さくため息を溢す。
失礼な奴。
「はいはい。確か唯加は、ちゃんと自立してるよ?」
「どーも」
「褒めてないけど」
あたしにとっては、褒め言葉にしか聞こえません。
「でもさ~。あたしたちもカレンダーを捲る毎に、1日1日って年取って行くわけじゃん」
「捲る毎に若くなってたら、おかしいでしょ?」
もしそうなってたら、あたし達は何処まで戻るのよ。
麻貴の言葉にフッ。と、笑ってしまう。
「茶化さないの。シワシワのお婆ちゃんになった時。1人って、寂しくない?」
「その為に、老人ホームとかがあるんでしょ?」
今は、お年寄りに優しい世界になりつつあるし。
失礼な奴。
「はいはい。確か唯加は、ちゃんと自立してるよ?」
「どーも」
「褒めてないけど」
あたしにとっては、褒め言葉にしか聞こえません。
「でもさ~。あたしたちもカレンダーを捲る毎に、1日1日って年取って行くわけじゃん」
「捲る毎に若くなってたら、おかしいでしょ?」
もしそうなってたら、あたし達は何処まで戻るのよ。
麻貴の言葉にフッ。と、笑ってしまう。
「茶化さないの。シワシワのお婆ちゃんになった時。1人って、寂しくない?」
「その為に、老人ホームとかがあるんでしょ?」
今は、お年寄りに優しい世界になりつつあるし。