press come dark behind
第2章
依頼人が来た!
☆☆☆
探偵部BBKになり、私は毎朝9時に学園へ向かう。
「おはようございまーす」
別館へ入り、眼鏡を引っこ抜く。
この肖像画には小さな穴が目の辺りに開いており、そこに眼鏡のツルが入る仕組みになっている。
壁が開くようになったら、眼鏡を肖像画に戻す。
中から扉は閉められるからね。
部室には、すでに2人はいた。
まぁ当たり前なんだけど。
「授業出ないの?」
「あんな幼稚な授業に出て何がある」
アキに言っても無駄だわ。
毒吐かれておしまいだわ。
「旭は授業出ないの?」
旭に聞くと、ブラックスマイルを返してきた。
・・・ごめんなさ~い・・・・・。
「ブーブーブー」
私の鞄に入っているスマホが震えた。
誰だろ?