press come dark behind
「解けましたら、夢原先生から戸塚先生にお知らせします。
戸塚先生は夢原先生から聞いたら、妹さんへのご連絡をよろしくお願いいたします」
「わかりました」
戸塚先生が少し笑いながら頷く。
妹さんが喜ぶの、やっぱり嬉しいよね?
「そういえば依頼料はどれくらいでしょうか?」
「依頼料に関しましては、依頼が解決した時にお知らせいたします」
ニヤリと意味ありげに、アキと旭は笑う。
2人してブラックスマイルで、怖いわ。
「心配しないでください。
そんなに高いものではありませんから」
「あ・・・なら良かった」
ほっとしたように朱鳥さんは笑う。
お兄さんの笑顔、全て妹さんに行ったらしい。
よく笑うもん。
朱鳥さんは「では」とお辞儀をして帰って行った。
戸塚先生はというと。
「・・・妹に、朱鳥に、アレを払わせるつもりですか?」
「そうですよ。
だって妹さんは依頼者ですから」
アキと睨み合っていた。
なんかこの2人、怖いよ!
ふぅと溜息をついた戸塚先生は、部室を出て行った。
何だったんだぁ?