僕が君を好きなわけ
花びら一枚
「はぁ?」
「だから、彼氏できたってば。てことで明日から一緒にガッコ、行けないからよろしくー。」
いつものように僕の部屋に勝手に乱入してきたかと思えば、勝手に寛いで、何か急に思い出したかと思えばそんな事を言う。
ご機嫌だな、と思ってたから、予想してなかったとは言わないけど。
ほんの少しだけ、胸の奥が軋むが。
…いつもの事。
自分にそう言い聞かせる。
どうせまた週末には喧嘩なりなんなりして別れるのは目に見えてる。
いままでも、そうだった。
明日の天気は雨って言ってたよ的発言で、言い終わればまた人のベッドの上でごろ寝を決め込んでマンガをぺらぺらめくっている。
彼女は幼馴染の如月 華乃(きさらぎ かの)。
容姿はちっこくてふわふわ、頭脳明晰。
もう高校生だってのに、どうみても小学生。
綿菓子みたいなくせに、内面はかなり男前で負けん気が強い。
4歳の時に越してきて以来、お隣同士ってのもあってずっと一緒の学校でずっとお友達。
そもそも、一番最初の出会いから、僕は失敗してたんだと思う。
「だから、彼氏できたってば。てことで明日から一緒にガッコ、行けないからよろしくー。」
いつものように僕の部屋に勝手に乱入してきたかと思えば、勝手に寛いで、何か急に思い出したかと思えばそんな事を言う。
ご機嫌だな、と思ってたから、予想してなかったとは言わないけど。
ほんの少しだけ、胸の奥が軋むが。
…いつもの事。
自分にそう言い聞かせる。
どうせまた週末には喧嘩なりなんなりして別れるのは目に見えてる。
いままでも、そうだった。
明日の天気は雨って言ってたよ的発言で、言い終わればまた人のベッドの上でごろ寝を決め込んでマンガをぺらぺらめくっている。
彼女は幼馴染の如月 華乃(きさらぎ かの)。
容姿はちっこくてふわふわ、頭脳明晰。
もう高校生だってのに、どうみても小学生。
綿菓子みたいなくせに、内面はかなり男前で負けん気が強い。
4歳の時に越してきて以来、お隣同士ってのもあってずっと一緒の学校でずっとお友達。
そもそも、一番最初の出会いから、僕は失敗してたんだと思う。