彼はまるでパチパチわたあめ。
ある日曜日のこと。
秋人くんのお家でDVDを観ていた。
ソファに座って私と秋人くんは画面に集中する。
でも私はやっぱりまだ秋人くんといると
ドキドキして緊張しちゃう。
静かな部屋で心臓の音が聞こえてないか、
チラッと秋人くんの顔を見た。
真剣そうに画面を見ていた秋人くんの整っている
その綺麗な横顔をついついガン見してしまった私。
すると秋人くんは私の視線に気付いてしまった。
そして、目が合った秋人くんは、
ふんわりと優しい極上の笑みを浮かべて言った。
「....どしたの?」