哀川、いつまでも愛してるよ


そして一週間がたった。相変わらず目を覚まさない。




私はいつものように学校帰り寄った。








病室には二人だけ。





「工藤くん....私来たよ

目、覚まして?」




工藤くんの髪を触る。



さらさらした綺麗な黒髪。




ごめんね工藤くん....




私一人で帰れば良かった....。




私はひとり、工藤くんの横で泣いた。





そのとき、




「ん....」





!?



「く、ど....」




工藤くんは静かに目を覚ました。




一週間ぶりだった。

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