哀川、いつまでも愛してるよ



「凛....?」



「葉山くん知ってるの?」




すると葉山くんは思い口を開いた。



「ああ。昔から龍への執着心が強くて....


俺はあんま好きじゃねぇ」




そ、そうなんだ....



「あの女はどんな手を使ってでも

凛をとりにくる。

負けんなよ、哀川」




真剣に葉山くんは、私を見た。




「うん」





私も負けじと葉山くんを見つめた。




負けない。



工藤くんを想う気持ちは




きっと。ううん、絶対。




誰にも負けない。

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