哀川、いつまでも愛してるよ



工藤くんがベンチに座っていた。




「くど....」




彼の名を呼ぼうとしたとき、目に入ったのは




「龍ー!」





天野さん....!?






「呼んでくれて嬉しいよ♡

話って何?」





や、だ。



盗み聞きなんて、ダメなのに。





足が動かない。





私と葉山くんが浮気したから自分も幼なじみと浮気しようってこと....?





違うのに....!!!!!




ただ相談してただけ....!!




私が迷っているといきなり工藤くんは立ち上がった。




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