哀川、いつまでも愛してるよ



碧side



昼休み。




「哀川、屋上行こーぜ」



ドキッとした。




「う、うん」



と言って夏希ちゃんの方を見た。




“いってらっしゃい”





口ぱくでそういった。




私は笑顔で夏希ちゃんに返事して工藤くんの後を追った。





屋上....初めてだな....。




しかも....大好きな工藤くんと一緒....!!




階段を登って



ガチャ





工藤くんが屋上のドアをあけた。



誰もいなかった。



「うおーいい天気!!」



工藤くんが声を上げる。



「気持ちいいね!」



私も自然と笑顔になる。



「早く食おーぜー

腹へったぁー」



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