哀川、いつまでも愛してるよ
碧side
教室に入る。
全く誰の顔も名前も覚えていない。
それもそれでやばい?
ううん。そんなことない....。
私は賑やかな教室でひとり、机に座った。
そのとき
「哀川!」
後ろから私を呼ぶ声がした。
え?気のせい....?
「哀川碧!!!」
フ、フルネーム....................??
私はそっと振り向いた。
黒髪の男の子。背の高い....。
「な、何か」
「お前、二位だろ!?
勉強、教えてくれ!!!」