もしも、あなたと。
⚪︎誰も知らないコト。
◻︎ ◻︎ ◻︎
「うーん…。何か変なものあげた?」
「変なものはあげてない」
「えっと、じゃあいつもとは違うものとか。」
宮原くんに連れて来られたのは、体育館裏。
ここにくるまではわけがわからなくて、早足で私の手を引く宮原くんに必死について来た。
「え、なに?」
「どうしたの?」
「どこいくの?」
宮原くんはこの質問を全部ガン無視だ。
そりゃあ、私だって混乱する。
さすが、クール王子だなとその時思った。