秘密
そのまま放置された私は、今された行動に理解出来ないでいた。


い、今、キスした⁈

初対面の人とキス…


何で、こんな事するの?


思い出したら連絡って…連絡先知らないって。



数分後トボトボと私も店に戻る。


もう、帰ろう。


その後、荷物を取りに行き皆には急用が出来たと言って店を後にした。




帰り道、加賀美さんのことを考えていた。



「俺たち、合ってるよ昔。
葵ちゃん」



本当に?

あんなイケメンと知り合いなら覚えてるはずなんだけどな。


私と加賀美さんの共通点は、青藍高校っめことだけだ。


でも、私が在学中には加賀美さんはまだ大学生だ。


先生じゃない…


加賀美先生なんて、いなかった。






じゃあ、どこで会ったのか?



分からない。思い出せない。



私を困らせる為の嘘だったりして。


「………」


もう、いいや。やめた!


考えるのやめ!


たぶん、もう加賀美さんとは会わない…



連絡先も知らないもん。




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