初恋の結晶
初恋
中学3年。
僕らが付き合い始めて、
もう1年が経った。
告白は、
梓の方からだった。
僕の誕生日、7月7日にプレゼントと一緒にメッセージが書かれていた。
『好きだったりしなくもないです。付き合って欲しい…とか思ったり、思わなかったり…うそ。思ってます』
なんとまぁ。
素直じゃないところは、
梓らしくて僕は好きだった。
「いいよ」
って、言うとすぐに顔を赤くして。
「ありがとう…」
と小さく返した返事が
僕にはとても新鮮に感じたのを今でも覚えてるよ。