初恋の結晶

初恋


中学3年。

僕らが付き合い始めて、
もう1年が経った。


告白は、
梓の方からだった。


僕の誕生日、7月7日にプレゼントと一緒にメッセージが書かれていた。


『好きだったりしなくもないです。付き合って欲しい…とか思ったり、思わなかったり…うそ。思ってます』


なんとまぁ。

素直じゃないところは、
梓らしくて僕は好きだった。


「いいよ」

って、言うとすぐに顔を赤くして。

「ありがとう…」

と小さく返した返事が
僕にはとても新鮮に感じたのを今でも覚えてるよ。






< 2 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop