本気の恋、始めました
渡された桃味のジュースを見て
また吹き出しそうになったけど堪えた。
殺されたくはないし。
いつの間にか着替えた涼我は
桃味フプッのジュースを飲み干して
ベッドに寝転がった。
「まだ寝るの?
学校であんなに寝てたのに?」
そう聞いた私の方を見て
不適な笑みを浮かべた。
「やらせろって言っただろうが。」
「あの~やらせろって言われて、はいわかりましたって素直にやらせてくれる女子が居るとでも?」
「普通だろ」
「普通じゃないですが?」
一体どんな生き方してるんだ?
この生き物は…
「はぁ~ゴチャゴチャうるせー!!
早くこっちにこいっつうの!!」
「おことわりします」
絶対怒れてる…
「殺すよ?」
そんな脅しに乗る訳ないし。