本気の恋、始めました

もうすぐ1…7?

ん?
普通に考えたら15でしょ!!
一歩譲っても16でしょ?

どういうこと?

「あのさ俺一年遅れて入学したわけ!!
普通に入学してれば1つ上。
理解したか?バカ女。」


「そっ、それはわかったけど、
乗る必要はないよね?」


隣の家のおばさんが買い物の帰りだったのか家の前で話してる私達をチラチラ見ながら自分の家に入っていった。


涼我、ホント迷惑。


「ゴチャゴチャ言ってないでさっさと乗れ!!!」


隣のおばさんに見られるし
涼我は一向に引かないし
どんどん涼我の切れ長な目は怒りを増してくるし…

何で私がこんな目に会うんだろ…


「涼我の家?には絶対に行きたくない…」

「わかったからさっさと乗れよ!!」


ハァ~
私は深いため息を落として
涼我のバイクに跨がった。


一体どこに連れて行かれるんだろう…




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