本気の恋、始めました
「美羽、また涼我のこと見てる。」
とニヤニヤ笑う彼女は親友のハルこと
清水 遥(しみず はるか)
「そんなに見てないから!!気のせいだよ。」
「イヤ~見てるね。気がつくと見てる。」
「つかさぁ~ハルこそどんだけ私を見てるんだよ、ハルは私のストーカー?ww」
ハルは中学の時から仲がいい。
広く浅くの付き合いが好きな私にとって
どんだけ一緒にいても苦にならない唯一の友達。
「ひどっ。ストーカー扱いww。
でもホント涼我はよく寝るよね。」
「逆にいつ起きてるのか聞きたいゎww」
「確かに。」
なんて会話が聞こえたのか
涼我が態勢を変える為に動いたから
ハルと顔を見合わせてクスクス笑った。