本気の恋、始めました
私の話は全てスルーされ…
涼我の女とやらになった。
「携帯の番号登録しておけよ。」
「取り合えずしておく。
あのさ、何で私?」
「お前さ、俺が何とも思ってない女とやるような男だと思ってんの?」
「思ってる。」
「お前みたいな頭の悪い女は死ね。」
だからその切れ長の目で睨まれたら
冗談に聞こえないから!!
「嫌だ。」
「ホント頭悪い女だな。」
「だったら付き合わなくてもいいんじゃない?」
「それは無理。」
私的に言わせて貰えば、涼我の方が頭が悪いと思うけど?
ブツブツ言ってる私の口を
涼我が否応なしに塞いだ。
強引だけど、優しいキス。
結局どうして私なのかを涼我は教えてくなかった。
あぁ~もしかしたら
この間の罪滅ぼし…みたいな?
どのくらい時間がたったのかわからないけど、帰り際不適な笑みを浮かべた涼我は
「お前は今日から俺の女だからな。
覚悟しておけよ。」
私に言い聞かせるように呟いた…