裏アリ男子にご注意ください!
───……
───────……
「うーん……」
学級委員会も終わり、あたしは家に帰っていた。
今はベッドに寝転びながらスマホの画面とにらめっこしている。
迷ってるの。安田くんにLINEするべきか、しないか……。
もちろんあたしは送ってみたいんだけど、なんか緊張するし……。
っていうかこういう経験ないから、どうやって送ったらいいかわからないし。
───ピロリン。
数分あれこれと迷っていると、そんな音が鳴った。
「あっ……」
安田くんからLINEだ……!
ウソ……これ、ホント? 夢じゃないよね? 現実?
不安になって、あたしはぎゅっと自分の頬をつねってみた。
痛い……から、これは現実だ……!
あたしはワクワクした気持ちで安田くんからのLINEを見た。