裏アリ男子にご注意ください!
なんかもう、あとが怖ろしくて気絶しそう。
そして都築くんは、だれにも聞こえないほど小さな声であたしに囁いた。
「……こんど俺の本性のこと話そうとしたら、あのことバラすからな?」
ヒ、ヒイ……ッ!
「あと、今日の昼休み屋上に来い。いいな?」
あたしはただコクコクと頷き、都築くんがどこかへ行くのを待った。
やがて都築くんはあたしの近くを離れ、どこかへ行った。
お、怖ろしかった……!
都築くんの迫力は人間とは思えないほどすごいよ!
褒めてるわけじゃないけどね!
はぁ……。
「ちょっ、ちょっ、どうしたのよ!!都築くんが桃花とアイサツするなんて!!」
あたしがやっと落ち着きを取り戻すと、美奈ちゃんが血相を変えて言った。