silve shining
「グッ…この霊力は…!」

「大竜のバハムートよ、これでも私と戦うか!?」

 私の霊力をだんだん解放していくと、バハムートも苦しくなってきたようだ。

 それでも認めようとしないバハムートに、私は使い魔を呼び出す。

「セラフィス…説得して。」

「分かりました。」

 私の斜め後ろからセラフィスが姿を表す。

 私は、少しずつ霊力をしまった。

「随分と苦しそうな表情ですね、バハムート。」

「主は…!何故、主のような者がこんな小娘の使い魔に…!」

「バハムート。貴方、本当はもう気付いている筈です。」
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