silve shining
「一年生だからと言って、甘く見られるの、嫌いなんで。」

 少し冷ややかに言うと、敷栞那は押し黙ってしまった。

 隣では、エキドナとドールクイーンの攻防戦が繰り広げられている。

 ドールクイーンの方が若干押している。

 エキドナはドールクイーンに任せて僕は敷栞那と集中して戦おう。

「エナジーボルト。」

「…っ。」

 僕の無数魔力の矢が、敷栞那の腕を掠めた。

 それでも、いきなり出した魔法攻撃に反応されたなんて…。

 副隊長としてもまだまだかな。

 すると、敷栞那が口を開いた。

「何よ。何なのよ。そんな余裕そうな顔しちゃって。」
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