silve shining
 麗奈はすぐに医務室へ運ばれた。

 私が麗奈の後ろに回り込んだ時、麗奈の耳の裏に龍の鱗があるのが見えた。

 やはり、麗奈は私と同じ、龍なんだ。

 でも、なんで麗奈は私に近づいてきたのかな。

 それが今一番気になること。

 でも、全部話してくれるって麗奈は言っていた事だし、私もそろそろ皆の所に戻らなきゃ。

 そう思い、私はベンチへと戻る。

「葉月ちゃーん!」

「うわぁっ……もう、驚かせないでよ。」

 私に抱きついてきた……いや、突っ込んできたのは、律花。

「おかえり!もう、心配したんだよー!急に何が起こったのか色々よく分からないよー。」

「あはは……。」
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