silve shining
「只今、予定していた全ての戦闘が終わりを告げました!」

 急に、美樹の声が響きわたる。

 律花は、はっとしてすぐに私から離れた。

「勝利を掴んだのは、一年生のトップ5です!皆さん、どうぞ一年生に盛大なる拍手を!」

 美樹がそう言うと、また拍手が巻き起こる。

「あー、紫桜、ちょっと霊力を使いすぎちゃったかも。頭くらくらする……。」

「大丈夫?なんなら部屋まで運ぶよ。」

「ありがとうね。でも、もうちょっとここに居たい……。」

「そっか。」

 皆に聞こえないような声で、紫桜と私は会話をする。

 昔、私が島を1つ滅ぼしてから、お父さんにとある封印の魔法をかけられて、霊力を使い過ぎると、自分の身体に害が及んでしまう仕組みになっている。
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