silve shining
 この部屋まではきっと紫桜が運んできてくれたんだろうな。

 後でお礼言わなきゃ。

 それにしても、これまでのことを思い返してみると、短い時間の中で色んな事があった。

 あ……そう言えば、凰爛学園との交流会はいつになったのか聞かなきゃ。

 あの日、すっかりいつやるのか聞くの忘れちゃったんだよね。

 まあ、心配な事もあるけど、取り敢えず頑張ろう。

 私は、星空を眺めてそっと窓に身体を預けた。

 その時。

『主……。』

 そんな使い魔の声が脳内に響く。

 この声は、セラフィスだ。

『なに?どうかしたの?』
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