silve shining
『……。』

 私がそう言うと、セラフィスは黙り込んだ。

 だが、暫くしないうちにまた口を開いた。

『……ですが、無理だけはしないでください。使い魔としては心配です。』

『うん。分かってる。これからはなるべく気をつけるよ。理人と紫桜もいることだしね。』

『私や、他の使い魔にもしっかり頼ってくださいね?』

『うん。分かったよ。』

『それでは、私はこれで失礼させて頂きますね。』

『うん。わざわざありがと。』

 私のその言葉を最後に、セラフィスは喋らなくなった。

 私はふと、星空を見上げる。
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