silve shining
 あの小鳥……通信魔法でできてる。

 てことは、お父さんからかな。

 どうせ任務の要請なんじゃないの?

 私は窓を開けて、小鳥を部屋に入れる。

 すると、早速、小鳥が口を開き、そこからはお父さんの声が聞こえてきた。

『葉月、今日も任務を頼んでいいか?』

 ほら、やっぱりね。

「うん。そろそろ来る頃だろうと思ってた。」

 私がそう言うと、お父さんは少し笑った。

『そうか。お前もそろそろそんな事を思うようになったか。ははっ、まあ、それもそうか。』

「そんな事より、内容は?」

『あぁ。西にあるイヴァノ村の近くで、ゴーレムが暴れ出した。通常より二倍の大きさで、攻撃力も大きい。ほかにも小型のモンスターが多数発見されている。』
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