silve shining
 そして、何とか始まった授業では、ただ自己紹介と寮の部屋の鍵を渡されただけで終わった。

 そのとき私が驚いたのは、篠原先生がこのSクラスの担任になった事だ。

 知ってる人で良かったと思う。

 今は授業が終わり、それぞれの寮へと向かっている所だ。

 紫桜と理人は置いて。

「でも、美樹と律花が同じ寮じゃ無いのは残念…」

 この学校では、上位5位までが共同で使える特別寮。

 だけど、今年は前代未聞の1位が3人。

 この中で特別寮へ行けるのは、私と結香の2人だけ。

「あはっ、そりゃまあ残念だけど、これがあたしの実力って事だし。しょうがないよ!もっと特訓して強くなんないと。」

< 58 / 235 >

この作品をシェア

pagetop