silve shining
「ありがとう、皆。だけど、誰か1人、抜けなきゃいけないね…。」

 2年のップ5とと戦うので、5人しか戦えない。

 だが、今ここにいるのは6人。誰か1人が抜けなければならないのだ。

 私がそう言うと、蛭間君が、

「じゃあ、俺が抜ける?こんなかじゃ一番霊力低いしさ。」

 と、言ってくれた。

 でも、抜けるならば別の国の王子である紫桜、理人と、特殊自警団団長である私の中の3人の方が完全に私達の秘密がバレる確率が少ないのだ。

 だから…

「蛭間君の気持ちは嬉しいけど、君には出てもらう。大丈夫、きっとあなたなら余裕で勝てる。」

 そう、私が言うと、蛭間君は嬉しそうに笑った。

 なんだ、やっぱりやりたかったんだね。
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