一瞬からはじまる。

休憩中。ていうか休憩のほうが多いかも。

ん？

夢先パイと先パイたちが盛り上がってる。


何話してるんだろ…？



「先パイ何盛り上がってるんですかー？」



「あ！愛衣ちゃん。ちょっと聞いてよ～」



「ま、待って！自分から言うから！！」



夢先パイ顔が真っ赤だ。
先パイ達はニヤニヤしてるし。


さすがにそこまで見て話の内容に察しがつかないほど、あたしも鈍感じゃない。



「どうしたんですか？気になります！」



「あ、あのね。実は…彼氏ができたの」



恥ずかしそうに、でも、なんだか嬉しそうだった。





………。



あぁ…

まただ…。


このなんとも言えないような、この気持ち。


寂しいような、悲しいような…。

心にぽっかり穴が開いたみたいな…。

変な感じだ。