俺様と双子達
悠陽はそのままジュースが二個乗ったトレイを持ってあたしを席に連れてきた。



「悠陽…。あたし…。」

「マジでバカじゃねぇの?」

「な、何が…。」

「そんな顔ばっかりしてんなよ。マジ後悔する…。美羽を好きになった事。」

「悠…。」



だって自分の心の変わりかたに着いて行けないんだもん…。



急に悠陽を男として意識したり…。



「悠陽が悪いんじゃん…。」

「そうだな?でも美羽が俺を好きになったら?」

「好きになんない…。」

「なる。そうさせるから。」



そんなに真面目な顔でみないで…。



悠陽の真面目な顔なんて滅多にないのに…。



「なんつって…。自信ねぇけど!!」



そう言って笑う悠陽に心臓がキュンとした。



悠陽のジュースを持つ手まで男に見える…。



悠陽はただの幼なじみじゃなくて一人の男の子なんだ…。



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