俺様と双子達
まさか学校…。



「タバコが辞められないストレスって学校?」

「その事ですか…。」

「何かあるの?」

「俺…。喋ったら莉里に殺されそう…。」

「教えられる範囲で教えて。」



聞かなきゃ莉里を守れない…。



俺が学校に一緒にいれるわけじゃないんだ…。



「昔から莉里は男にモテるんですよ。それしか言えない。」

「男にモテて女に嫌われる…ってやつか…。」

「そんなとこです。呼び出しとか毎日だし、下駄箱とか机の上とかすげぇし…。本人は気にしてないみたいな態度なんですけど、実際…俺でも毎日はキツイっスよ。」

「喋っちゃったね悠陽君…。」

「あっ…。」



イジメって事か…。



俺に何ができる…。



「もうここまで言ったから言いますけど、あの短くなった髪も切られたんスよ。昔は俺がその都度助けてたのに今は莉里のが強くなってて…。」

「そんなにひどいの!?」

「ひどいっつーか…。まぁ…。」



あんなに明るいのにイジメ…。


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