俺様と双子達
俺の部屋は地下。



英梨は珍しそうにキョロキョロしながら俺の部屋に入った。



ヒナ兄をカッコイイと言った英梨がムカつく。



「蒼君、これ見ていい?」

「ダメ。」



パタンと閉めたドア。



俺の中学の卒業アルバムを見ようとしてる英梨の後ろに立った。



「警戒しないわけ?」

「何で蒼君に警戒するの?」

「俺だって男だからね。」



俺がそう言うと、英梨は俺のベッドに腰をおろして足を組んだ。



余裕…。



「あたし彼氏いるもん…。」

「知ってる。あの俳優でしょ?」

「だから蒼君はあたしに何もしない。」

「彼氏がいても関係ない。俺は英梨とヤりたいだけ。」

「彼氏に悪いし蒼君とは初対面だよ…。せっかく友達になったと思ったのに…。」



俺にはそんな気更々ない。



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