俺様と双子達
【隼人】



莉里に会うとなぜか曲が出来る。



ライブ後の熱を莉里に冷ましてもらった俺はピアノに向かう。



何時かとかわかんないけど明日は夜までヒマだから書ける時に書いとく。



「はや…。」



開いたドアの横に立ってる莉里はさっき脱いだ俺のTシャツ1枚。



服とか脱がせたままだった…。



何も言わずに立ってる莉里を見ながらピアノを弾いた。



きっと邪魔しないように何も喋らないんだ。



「おいで。」



俺がそう言うと莉里はゆっくり近づいてきた。



すごく申し訳なさそうな顔してる。



「もうほぼ出来たから。」

「邪魔した?」

「してない。莉里がいると勝手に曲が仕上がるからありがたい。」

「莉里のパンツ~…。」



あぁ…。



どこだっけ?



キッチンテーブルの下だ。



「遭難中。そのままでいいよ。」

「死ぬほど恥ずかしい…。」



毎日こんな格好でいてくれたら最高…。


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