俺様と双子達
帰せと言われて帰すわけもない。



「蒼君やめて…。」

「黙ってて。」



英梨は俺から携帯を奪い返そうとしてる。



チビには無理。



「今さ俺の部屋なんだよね。」

「だから?早く返せよ。」

「お前が付けた痣。全部俺が消してやる。」

「は!?見たのかよ…。英梨の身体!!」

「見た見た。ってか今から英梨は俺のだ。だからこの電話とかマジで邪魔なんだよね。」



そう言いながら英梨に携帯を返した。



受け取ろうとしない携帯を英梨の耳に当てて額にキスをした。



「ちょ…。蒼君!!」

「英梨!!」

「舜チャン…。別れたい…。」

「別れない。」

「別…れて…。」



英梨の震える声…。



ギュッと英梨を抱きしめた。



頑張れ。



「殺すぞお前…。」

「………。」

「英梨!!」

「別れて…ください…。」



頑張れ英梨。



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