俺様と双子達
確かに悠陽には我慢させてるけど…。



ムカつく!!



「あたし達超ピュアだもん!!」

「そうなの!?よく我慢出来るわね~。じゃあ見た事ないの?天道君のカワイイ顔。」



カワイイ顔!?



意味わかんない…。



「祥子チャン、マジやめて…。俺本気だから。今までお世話様。もう何があっても行かない。」

「あら?あの天道君が学生らしい恋しちゃってるのね。この青臭いガキに飽きたらいつでもいらっしゃい。じゃあね~。」



カワイイ悠陽…。



あたしの知らない悠陽…。



「美羽、気にすんな。昔の事だ。」

「悠陽…。」

「ん?」

「帰ろう。」

「は!?」

「帰るの!!って言うかちょっと付き合って!!」



悠陽を無理矢理引っ張って学校を出た。



家にはママリンがいるから帰れない。



「は!?何考えてんだよ美羽!!」

「カワイイ悠陽…。知らないもん…。」

「だからって…。」

「悠陽の全部が見たい…。」

「泣くなよ…。」



あたしの知らない悠陽…。


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