俺様と双子達
まず、俺達はダラダラとバナナを食う。



もう2時間目始まるな…。



「お前らなにしてんだよ…。」

「あっ…。遅刻?」

「寧音に遣られるぞ…。」

「だから黙っといてね?」

「任せとけ。」



蓮チャンは優しい…。



寧音とは大違い!!



「ねぇ蓮チャン、蓮チャンがこの前作った新作ピアスってまだ手に入る?」

「入るっつーかサンプルならある。ほしいのか?」

「ほしい!!」

「じゃあやるから学校行け。」

「うん!!」



蓮さんは有名なアクセサリーデザイナー。



莉里は蓮チャンの作ったジュエリーの虜だ。



俺もメンズのアクセサリーはもっぱら蓮チャンの。



かなりカッコイイんだ。



「忘れ物し…た……。」

「寧音!!」

「あんたら何のんきにバナナ何て食べてんのよ!!」

「今行く!!今行きます!!」

「蓮さん!!コイツら学校まで送り届けて!!頭イイからって調子に乗ってんなよガキ共!!」



母怖ス!!

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