俺様と双子達
3時間目が始まる前に着いた学校。



ラブレター祭だ…。



「お前今日何時?」

「13時。」

「ってかまだバナナ食ってんのかよ…。」

「なかなか減んないんだもん。」



莉里は勉強以外はバカだ。



なんか変。



変って言うか変わり者?



下駄箱には大量のゴミが詰め込まれてるのに全く気にしないし、机の上の落書きも何とも思ってナイらしい。



昔はあんなに泣き虫で可愛かったのに、今じゃかなりうたれ強い。



「悠チャンはモテモテでいいね~!!」

「莉里も大人しくしとけばモテんじゃねぇの?」



莉里はイジメとか大嫌いらしく、自分がイジメられてるにも関わらず人がイジメられてるとブチギレ。



それを止めるのは兄である俺の役目…。



「今日は暴れんなよ?」

「あははは~!!暴れた事なんてナイけど?」



莉里はホントにバカだ。

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