俺様と双子達
日向プロデュースの写真集を撮るんだって…。



もちろんカメラマンは疾風君。



「やっぱり色気がたんねぇよな~…。」

「15だろ?色気なんて出んのか?」

「出させる。」



色気とか意味わかんねぇ…。



どんなの撮る気なんだよ…。



「悠陽、腕こっちで目線下。口少しだけ開けてみ?あ、開けすぎ。」



日向って優しいな…。



蓮チャンと違う…。



「女みてぇだな…。」

「早く撮れ疾風!!」

「了解。」



どんなになってるのかわかんねぇけど疾風君は楽しそうだ。



その後も日向に言われた通りの顔を作った。



「これ…。俺?」

「お前だし。我が子ながら美形だな!!」



疾風君が撮った俺は今まで知らない自分…。



自分で言うのも何だけどマジでカワイイぞ…。



「悠、髪の毛戻してイイぞ。」

「もう!?」

「あぁ。」



黒い髪は1週間限定だった。


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