俺様と双子達
隼人さんは一人黙々と飲んでる。



「隼人さん、何か不機嫌?」

「そんな事ないよ?ただ最近莉里に会ってないな~って思って。浮気しちゃう勢い。」

「それはダメでしょ。俺の妹みたいなカワイイ莉里を悲しませたら許さないですよ?」

「しないけどさ…。なんか構ってもらえてない気がする…。」



確かに最近バカみたいに仕事頑張ってるみたいだ。



日本のトップに立ってやるとか言ってたっけ…。



「会いにくればいいじゃん。」

「蓮さん怖いんだもん…。」

「大丈夫。蓮さんは莉里のいいなりだから。息子の俺なんかより莉里の言うこと聞くし。」

「認めてもらえないのも辛いねぇ~…。」



俺もそのうち英梨ん家に挨拶とか行った方がイイんじゃねぇか!?



親父さん怖かったら最悪だよな…。



「俺って家族いた事ないからよくわかんないんだよね~。家族愛って。」



家族愛…。


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