俺様と双子達
こんな時は言い返されるよりも先に手が出て来る。



昔は悠陽が助けてくれてたけど、一人で仕事をするようになれば悠陽がいない事もある。



だから莉里は自分の身は自分で守るんだ。



「あんたさえいなければ!!」



ほら~…。



なんで殴るの?



反射的にカウンターしちゃうじゃん…。



「痛い!!なにすんのよ!!」

「今から仕事って言ったでしょ?殴られた顔で行けって?」

「あんたなんかモデルなんて似合わない!!Neneに似てるからって調子乗ってんじゃねぇよ!!」

「だったらあんたがやってみなよ。モデル。なれんの?チビデブで。」

「は!?」

「あ、デブ好きにはウケるかもね~!!じゃあね~。」



こんな毎日うんざり…。



高校行かない事ばっかり考えちゃう…。



「痛っ!!は!?」



これはヤバイ…。



後ろから引っ張られて髪を切られた…。



マジ殺してやる。


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