俺様と双子達
俺はそんなに話さない役割だし。



正直者だから喋るなって皆言う…。



あんまり嘘が付けないし…。



だから演技なんてもんは絶対出来ない。



「はい到着!!」



残り30分で天道家に着いた。



さっき亜香里さんに車の中で電話したら出なかったみたいだからきっと仕事だ。



返事したかったのに…。



初めて自分で玄関のロックを解除した!!



感動…。



「日向さ~ん!!」

「あ!?隼人か…。」

「冬休みだけ俺に莉里をください!!」

「は!?」

「期間限定で一緒に住ませて!?」

「冬休みだけならいいぞ。」

「よし!!じゃあ俺仕事!!あっ、昨日莉里にプロポーズしたから!!じゃあね!!」

「はぁぁぁ!?待てよ!!隼人!!」



逃げるが勝ち!!



って言うか仕事だから仕方ないよね?



ごめんね日向さん!!


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