俺様と双子達
だってヒナ君がそう言ってた。



男の車に乗ったら食われるって。



「行こうよ!!」

「行かないって…。」

「期待させといてそれってなくね!?」

「ごめんね!!」



くどい藤さん…。



もう解放して?



「俺と遊びに行こうよRiriチャン。」

「えっ!?」



後ろから聞こえた声に振り向くと、見たことのある人がいた。



AQUAってグループのメインボーカルの人…。



超カッコイイ…。



「カワイイね。髪。」

「あ、ありがとう…。」

「遊びに行かない?俺と。」



その不思議な雰囲気の目で見つめないで…。



急にドキドキしてきた。



カラコンなのかグリーンの瞳…。



「行こう?」



甘いセクシーな声…。



あたし洗脳された。



「行く…。」

「Ririチャン!?俺は!?」

「藤さんごめん!!」



莉里がそう言うと、緑の目がニコッと笑って莉里の腕を掴んだ。


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