俺様と双子達
泣き出してしまった千夏をどうしたらいいかわからない…。



もうヤダ…。



「俺時間だから行く…。」

「行かないで…。あたしを一人にしないで…。隼人が好きなの!!忘れられないの~…。」



そう言われても…。



俺は莉里を愛してるから千夏を抱きしめてやる事は出来ない。



「言いたいなら言ってよ。それで莉里が離れて行くとは思ってない。俺はなにがあっても彼女を離さない。」

「そんなに好きなの?なんであたしじゃないの…。」

「ごめん…。」



それだけ言ってみんなの元に戻った。



頭から抜けない千夏の涙…。



動揺してしまう…。



俺ってこんな人間じゃなかった…。



もっと冷たい人間だったはずなのに…。



「はいは~い!!」

「まだ起きてたの?」

「うん!!今から生でしょ!?隼人が出るのは全部見るよ~!!」

「朝帰るから…。寝ててもいいから待っててね…。」

「うん?生頑張ってね!!」



莉里の声を聞いたらホッとした…。


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