俺様と双子達
さっき千夏に感じた気持ちはなんなんだろう…。



千夏の言う通り同情なんだろうか。



莉里を守ってあげたい気持ちとは全然違う…。



可哀相って気持ちと、千夏を好きになれない申し訳なさと…。



同情だ。



それから無事に仕事を終えた俺達は帰りの車の中。



さっきからメンバーに気を使われてる感じがする…。



「何!?何か変だよ!?」

「いや、お前が1番変だ。やけにテンション上げてんのはなんなんだよ…。」

「そんなことないよ…。」

「何があったか聞いてやるけど?」



やっぱり俺の信頼するメンバーだ…。



みんな眠いはずなのに俺の話しを聞いてくれた。



「自分から言った方がイイな。」

「うん…。もし千夏に聞いたらショック受けるよね…。」

「受けるだろ。でも過去の事だって事、忘れんなよ?今はもうやめてんだから。」

「わかってる…。」



やっぱり言われる前に言った方がイイ…。


< 518 / 657 >

この作品をシェア

pagetop