俺様と双子達
寧音チャンに部屋に連れて行かれた莉里はまた一人…。



隼人はきっとこのまま帰る…。



莉里はもう隼人に会えないの?



「莉里、携帯出せ。」



必死に首を降る莉里に構わずに、ヒナ君は莉里の携帯をバッグから出して持ってった。



隼人との繋がりが…。



「莉里、話しは日向から聞くから…。悠陽、莉里を見ててあげて…。」

「おぅ…。」



ポタポタ落ちる涙…。



気を使った悠陽がティッシュをくれた。



「なにがあった?」

「………。」

「言えねぇような事なのか?まさか子供出来たとか…。」



違うよ…。



声が出ないだけ…。



机から出したノートに声が出ない事を書いた。



「は!?何で…。」



わからない…。



自分でもわからないよ…。



助けて悠陽…。



『隼人といたい』



莉里が書いた字を見た悠陽は莉里の頭を撫でて慰めてくれた。


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