俺様と双子達
隼人さんしか莉里を救えない…。



「アイツに…。会ってあげてください。」

「それは出来ない。」

「何で…。莉里はすげぇ苦しんでる!!毎日莉里の辛そうな顔見てる俺の身にもなれよ!!」

「ごめん…。でも…。日向さんと寧音さんに許してもらうまでは莉里には会わない。でも莉里を手離す気は全くないよ?」



隼人さんは莉里をちゃんと好きだ…。



よかった…。



莉里を嫌いになったわけじゃなくて…。



「悠陽君、寒いから中入りな?これ、ありがとね?」



そう言って隼人さんは俺が貸した上着を脱いだ。



隼人さんのが寒いはず…。



「これは…。次に家の中に来る時に返してください。それじゃなきゃ受け取らない。」

「………わかった。」



頑張ってください…。



一応俺の携帯を教えたら、隼人さんがいる事を内緒にしてくれって口止めされた。


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