俺様と双子達
それから手を繋いで外に出た。



「寒っ!!」

「雪降りそうだな…。隼人さん大丈夫かな…。」

「大丈夫だよ。愛の力は強いんです!!」

「そうだな。」



早く二人が元通りになればイイと心から祈った。



莉里の声も早く戻りますように…。



寒い空にいっぱいお願いした。



「DVDでも見る?」

「じゃあ蒼斗の以外で借りよう!!」

「だな!!」



二人にも早くこんな幸せな時間が訪れますように…。



悠陽の温かい手を握ったままDVDを借りて家に戻った。



「泣ける~…。」

「魚の話しで泣くなよ~…。」

「だってぇ~…。」



借りて来たアニメで号泣したあたし…。



悠陽が呆れてた。



気付けば夕方で、部屋は薄暗くなってる。



「何時に帰る?」

「サクチャンが帰って来たら。」

「じゃあそろそろ電気着けるね。」

「イイ。」

「わっ!!」



立ち上がろうとしたら急に腕を引かれて悠陽に捕まってしまった。


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