俺様と双子達
後は適当に英梨に対する悩みを打ち明けた。



って言ってもほぼのろけ。



「社長とわざと揉めて、事務所辞める!!それからヒロさんに会うね!!」

「うん!!俺、すっげぇ嬉しい!!」



何顔赤くなってんだよ…。



性悪のくせに…。



後はマリアの行動力に任せるだけだ。



でもその期待は遥かに早く実現した。



「なんで…。マリアさんと同じ事務所なの…。」

「英梨、とことん揉めていいぞ。」

「えっ!?」

「俺が木下社長とマリアが揉めるように仕向けた。英梨が動きやすいように。」

「蒼君が!?なんで知ってるの…。」

「お前の事ならなんでも知ってんだよ。」



英梨が出来ねぇなら俺がやるけどな。



それは英梨が決める事だ。



「蒼君!!」

「あ!?」

「あたしあいつ嫌いなの!!」

「知ってる。」

「ブタ呼ばわりしたお返し、たっぷりさせてもらうから!!」



おぉ!!



英梨が復讐に燃えてる…。


< 563 / 657 >

この作品をシェア

pagetop